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ANTIBODIES Collective New Creation 『A Decade of Regression and Regeneration』

舞台空間を日常の中に出現させ、その境界線を曖昧にし、その体験の中で自身の存在を認識する、舞台芸術の視点の拡張を提唱してきたANTIBODIES Collectiveが、城崎国際アートセンターのレジデンスプログラムにて、全国に散らばる多ジャンルなアーティストとともに、今まで回避してきた映像メディアの製作に突入しました。これからその作品を発展させ、京都にて映像の撮影を開始し、3月20・21日にはダンス、音楽、美術、映像、特殊装置、衣装などのコラボレーションが1つの世界を構築し、野外特設劇場にて公開パフォーマンスを行います。 ANTIBODIES Collectiveの新たな挑戦。その実験現場を是非体験ください。 ============== Showing / Performance Date : 2021/03/20(sat.)+21(sun.). 受付/16:30 開演/17:00 =会場= 集合場所:北河原市営住宅跡地 (通称:マンモス団地) 京都市南区東九条北河原町 1 <アクセス> JR京都駅東口・京都市営地下鉄九条駅より徒歩約10分 京都市営バス58・88・202・207・208系統 九条河原町にて下車、北へ徒歩3分 =料金= 大人前売:¥3000+当日\3500、学生前売:¥2500+当日\3000、小中高生¥1500(前売当日一律)、 未就学児・乳幼児無料 (※感染症感染予防対策で入場者数確認の為、要事前申込) =チケット申し込み= 前売り予約サイト ☏ ⇒08048216545 (制作) EMAIL⇒ ticket@antibo.org *ご予約の際は、お問い合わせ件名を【ANTIBO京都公演】とし、お名前 ・お電話番号・メールアドレス・ご希望日、チケット種類と枚数をお知らせください。 =============== 【ANTIBODIES Collective 新作】 空っぽの劇場と手渡されたカメラ 「現前」の喪失とその闇を見つめ 映像表現のアクチュアリティと その役割を問う かつてのような公演活動が許されない状況のなか アンチボが己自身に課した 壮大な自己批評的映像プロジェクトが始動する ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー システムの機能不全という亀裂に沿って現前化するアンチボのトラウマ的パフォーマンス空間へようこそ。 アンチボのはじまりは10年前の3月12日、福島第一原発の水素爆発に由来する一連の経験にあります。それぞれの10年間にわたる人間世界の「再生」への「退行」、自主自立の精神に支えられた新しい文化芸能の在り方を模索した年月をここに祝いたいと考えています。 リアリティー自体が「ディープ・フェイク」であるとき、つまりリアリティーという構造自体がリアルを抑圧することから成り立っているとき、私たちはメディアと如何に向き合う事が出来るのか? イメージと物質の相互関係性が失われ、現実の肉体が置き去りにされるとき、私たちの身体は何を伝えることが出来るのか? 人口爆発、地球温暖化、戦争、テロリズム、COVID−19、世界経済恐慌といったリアリティーを突きつけられたとき、私たちが要求されているのは何なのか?  マーケットは本質的に持続性の概念と相反しているという絶望と、その向こう側にある「出口」を見つめている私たち自身の姿を記録する。そしてそのプロセスを介してそれぞれが、それぞれの鍛錬の視座から新しいメディアの現実と向き合い、その仕組みを理解して、マーケットが描く恣意的で曖昧で搾取的な風景の中にしか自分の所在を確認することが出来ない世代に向けて、アンチボ初の映像作品を捧げたいというのが私たちの所存であります。 +MEMBERS+ コンセプト/構成/音楽:カジワラトシオ 構成/振付:東野祥子 美術:長田道夫 特殊映像:関口大和 Dance Performance :ケンジルビエン、吉川千恵、JON(犬)、井田亜麻実、加藤律、田路紅瑠美、尾身美苗、ミナミリョウヘイ、斉藤成美、菊池航、松木萌、新井海緒、今村達紀、小川摩希子 他 音楽:Louise-Landes-Levi、SAWA、JON(犬)、pulseman 、日野浩志郎(YPY)Bonnounomukuro、Marlyn Anasonic、澤村祥三 テクニカル:矢野貴雄、ハオニロ、森田健介、淡 圭介、山本將史、上地綾子、Gori、出川晋、内田和成、シゲ404 、edénico、ghetto : professional、Shinmei Go 、Jet yoppie 、コクレン悠馬、秋葉慎一郎 火術:AbRabbi-油火- てっせい 照明:藤本隆行(Kinsei R&D) 照明アシスタント:粟津一郎 音響:AKA-GASHI 衣装 : HE?XION! 宣伝美術 : 関根日名子 記録 : Yoshihiro Arai、井上嘉和、Foster Mickley、Isabelle Olivier 映像記録:Bemnmn 食:月桃食堂、yurinx、深澤麻奈、村屋、かただま屋Neo、アイスクリームパラダイス 制作:滝村陽子 広報:髙橋理恵 協力:三宅史子、畑八雄 ほか 主催:一般社団法人ANTIBODIES Collective *京都市文化芸術活動再開への挑戦サポート交付金参画プロジェクト* 作品ノートより ================== 虫が触覚を立てるみたいに いつもアンテナを張って お互いを感知しながら 絶対的なプロトコルに従って 動き回っているだけ 効率よく失礼のないように 忙しくあっちにこっちに行くけれど 全てのエネルギーは資本に収監されていくばかりで 私たちが何をしたって このコロニーの機能不全を覆い隠すことにしかならない そんなのはもう無理だから 何にいくら使うとか ポイントが貯まるとか 高速ネットワークとか 本当に全部どうでもよくて ただ私は今すぐあなたに会いたいだけで 驚くあなたの手を掴んで踊り出したいだけで 人間らしい時間を取り戻したい それだけなの 何があっても暇だなんて言わないで 面白く無いなんて言わないで いま私たちの文明が、地球が、大きな転換点を迎えようとしていて それは明らかなことだから こんな世界に産まれて来てしまったことを抱きしめて欲しい 果てしない混沌のうごめきのなかで 命の限りに輝くために生まれて来たことを忘れないで欲しい あなたが踊れば暗闇も踊るから ほら もう怖がらないで =========(本作品のモノローグより抜粋) 「もし私たちのイデオロギー概念が、幻想は認識の中にあるという古典的な概念のままだとしたら、今日私たちが生きる社会はポスト・イデオロギー社会ということになろう。今日の支配的なイデオロギーは冷笑主義だし、人々はもはやイデオロギーの真実性を信じていないし、イデオロギー的な提議を真剣にとらえる者もいない。しかしながら、イデオロギーの根本的なレベルとは、事物の本当の姿を隠蔽している幻想のレベルではなく、むしろ、私たちの社会的現実そのものを構成する(ある無意識的な)空想のレベルにある。そしてこのレベルにおいて、私たちの社会はポスト・イデオロギー的な社会から程遠いところにある。シニカルに距離を保つ態度は、イデオロギー的空想の構造的力から目を逸らすための方法にすぎない。たとえ私たちが事物を真剣に受け止めなくても、たとえ私たちがアイロニーによって対象から身を引こうとも、それでも私たちは加担しているのだ。」 (スラヴォイ・ジジェク『イデオロギーの崇高な対象』) =========(作品ノートより抜粋) ~自由回遊型公演の鑑賞についての注意事項~ ・周辺エリアを自由に散策し、パフォーマンススポットを巡りながら楽しんで頂く公演です。スニーカーなど歩きやすい靴でいらして下さい。 ・雨天決行(荒天は中止)となっておりますので、雨合羽などご用意の上ご来場ください。 ・季節柄、まだ屋外は冷え込むと思われますので、防寒具などの持参をお勧めいたします。 ・車椅子でご来場の予定の方や、そのほか来場サポートについてのご相談は、ご予約時にお知らせ下さいませ。 ・パフォーマンススポット以外の場所、特に民家に入らないようにお願いします。 ~新型コロナウィルスなど感染予防・拡散防止策についてご協力のお願い~ 昨今の新型コロナウィルス感染拡大状況を鑑み、「感染予防・拡散防止」を細心の注意を払い、主催者は、 ・会場運営スタッフはマスク着用し、来場者の皆様に受付時の検温・手指消毒のお願いなどさせて頂きます。 ・メイン会場の座席は、ソーシャルディスタンスを鑑みた、蜜回避をした座席配置とします。 ■また、開催にあたり、ご来場の皆様には、下記項目のご理解、ご協力をお願い申し上げます。 ・鑑賞中のマスクの着用と咳エチケット遵守下さい。 ・入場前、手指の消毒や手洗い・うがいの励行などにご協力をお願いいたします。 ・公演前に、既に発熱・咳・全身痛などの自覚症状がある・体調がすぐれない場合は、ご無理なさらずご来場をお控えください。 ・公演中に、体調の異変を感じた場合は、ご遠慮なくお近くのスタッフにお声がけください。 ・その他、会場内外で感染予防防止対策の別途お願いさせて頂くこともございますので、その際にはご協力をお願い申し上げます。 ・何らかの事由で集客・告知中に公演中止となった場合は、ANTIBODIES CollectiveのWEBサイト www.antibo.orgのNEWSやSNSなど通じて告知いたします。ウェブからのお申込の方々にはメールでもお知らせいたします。



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